body・mimd・spiritに効く映画 ♯1 / 編集部

普通の映画好きHōʻailona編集部H(♀)と、中年、中堅、意識高くも低くもない映画ライターK(♂)の30代後半妙齢男女が、body・mimd・spiritに響く映画をご紹介します。
今回は、ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットが出演していた大ヒット映画『オーシャンズ』シリーズの最新作『オーシャンズ8』
サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、リアーナ… 超豪華キャストによる“THE ハリウッド”な大人のためのガールズ・ムービーです。

注:ネタバレを含みます。





パーフェクトにつくられたアトラクションに乗せられていく気持ち良さ

body ★★★★☆

mind ★★★★☆

spirit ★☆☆☆☆


女友達と見るのがオススメ!お金も手間も惜しまない、王道のハリウッドエンタメ映画

編集H(以下H):

これはもう、無条件で楽しめて、元気がでる映画!


映画ライターK(以下K):

完璧に作られたディズニーランドのアトラクションのレールの上に乗ってる安心感だったよね。座って待ってれば確実に楽しいことが起こるっていう。何がすごいって、一から十まで、お約束をきちんと盛り込んだ上で、さらに+αの驚きがあること。

男性が見てももちろん面白いけど 女性だけでわっと見るのが楽しいだろうな。


H:

大人になると、休みの日の貴重な時間を絶対に無駄にしたくないじゃない?でもこれはいい意味で安心安全、失敗しないハリウッド映画って感じで、時間を割いてみる価値あった(笑)


K:

主人公が刑務所を出所し、仲間を募り、デカい計画を実行に移すという作りは『オーシャンズ11』と同じ。お宝を盗むだけでなく、恋人がらみの“私情”が入ってるところまで、あえて過去作と重ねてておもしろい!今回のサンドラ・ブロック演じる主人公・デビーは、過去シリーズの主人公・ダニー(ジョージ・クルーニー)の妹で、MET GALAの会場からカルティエの門外不出のマスターピースを盗むってストーリー。

それにしてもこのキャストで映画作るのって、それだけでいくらかかるのよ?


ポリティカリー・コレクトネスを生かした多様な華やかさ

H:

白人、黒人、アジア系、インド系と人種を満遍なく入れてきてるところが “アメリカ!”って感じ。ファッションもかわいかった。


K:

いわゆるポリティカリー・コレクトネス的な配慮もあるんだろうけど、見せ方がうまいよね。

メインキャストだけでも8人いて、いろんなシチュエーションがあって。それぞれのキャストが映える衣装を、ちゃんと合わせてきてる。


H:

それぞれの個性や魅力に合っていたから、見てるだけで楽しかった。例えばサンドラ・ブロックはいつも脚のラインが綺麗に見える丈のスカートを履いていたし、インド系女優ミンディ・カリングの衣装は、ちょっとくすんだ重さのある色で、褐色の肌に映えてた。服ありきじゃなくて、あくまで服はその人を表現するツールなんだなと再確認。


K:

MET GALAで全員がドレスを着てるシーンは圧巻だったよね。パーティーのシーンの給仕さんの服までいちいちかっこいいし。細かいところまで、お金と手間をかけて作ってるんだよね。アジア系のオークワフィナが、華奢な体型で男性給仕の服着てるのも洒落てた。

女性がネクタイ締めてるのっていいよね(笑)


H:

そこは個人的な趣味ね(笑)

私はこれ観て、改めて英語の勉強したいと思ったよ。聞き取りやすくて短い簡単な表現だけど、字幕を見たときに、「あ、そういう意味なんだ」ってニュアンスがわかるというか。この会話の流れだと、そういう意味になるのかとか。


K:

実は昔『オーシャンズ11』のDVD、語学の勉強のために見てたんだよ。軽い会話が多いから、意外と聞き取りやすいんだよね。言葉は少ないんだけど、ウィットに富んだ大人の会話で。そもそも犯罪の計画について話してるわけだし、いわゆる放送禁止用語も出てくるんだけど(笑)全体的にはスマートで、こんな風に喋れたらかっこいいなって思うよね。


おばさんでも美魔女でもない、オーシャンズ女優たちは大人の女のお手本かも

H:

女優が8人も出てるから、誰が好みかとか盛り上がるよね。私は俄然ケイト・ブランシェット。チンピラの役でも、全身スパンコールのド派手な服着てても、なぜか上品。


K:

やっぱり、女性の一番人気はケイトだね。細身でセクシーで、ヒョウ柄のコートとかスカジャンとかサラッと着こなしててカッコよかった! 女の子の「峰不二子願望」を実写にした感じ(笑)? デビーの頼れる“右腕”っていうポジションも含めてカッコいいよね。


H:

峰不二子よりはマスキュリンだけどね(笑)他の作品で彼女のキャリアを知ってるってのもあるけど、年齢を重ねるほどに、積み重ねてきた生き様みたいなものが見た目に出てくる気がするな。


K:

ただ、この映画のケイトは文句なしに素晴らしいけど、男性目線でいうと峰不二子的な「カッコいい女」って、決してどストライクじゃないところもあって…。


H:

じゃあ、男目線だと誰がいいのよ(笑)?


K:

やっぱアン・ハサウェイかなぁ。


H:

はい、来た(笑)


K:

おバカに見えて実は、ってキャラが演じられるのは、あの見た目あってこそだよね。顔だけじゃなくて体も含めて(笑)    フワッとした感じで、でも意外と物事の本質を鋭く見てて…というギャップも男心に刺さるし、女性キャラクターの描き方として面白いなと。 あれだけいかにも女性に嫌われるキャラっぽく演じておいて、でも嫌な女にもなり切れてなくて…という部分も何か笑えるし。


H:

「女友達が欲しかった」って、正直に言っちゃってたしね。あ、女友達なんていらないってわけじゃなかったのね、って(笑)

MET GALAで、とびきりのネックレスを付けるためにデコルテがガバッと開いたドレス着てたけど、大人の女性ならではの柔らかい肌ってのが画面からも伝わってきた。あのネックレスはあれぐらい迫力のあるデコルテじゃないと負けちゃうだろうな。もちろん、わかってて体を武器にしてる女って面もあるんだけど。いずれにせよ、女性から見てもいいおっぱいの使い方してました(笑)


K:

VOGUE編集部に潜入するシーンで、アナ・ウィンターが一瞬出てくるのも悪ノリでよかったな。ファッション好きの女性にとっては、そういうところもクスッと笑えて楽しめそう。


H:

あれ、本物かな?(笑) (編集注:本人でした)


K:

アン・ハサウェイが出てるから、プラダを着たなんとやら思い出す(笑)もうアナ・ウィンター、イロモノキャラみたいになっちゃってるし。


H:

ねぇ、サンドラ・ブロックって「整形疑惑」がニュースになってたよね? ホントのところどうなんだろ?


K:

もともと整形っぽい顔ではあるなよね。“つくりものっぽい”って意味じゃなく、若い時から目鼻立ちが綺麗すぎて。そういう人が年齢を重ねると「整形だ」って言われやすいのかもね。


H:

私なんかは結婚もしてないし子どももいないからさ、同じような境遇の友人と、身近にお手本になるような年上の素敵な女性がいないよねってよく話すんだよね。おばちゃんになっちゃうか、美魔女みたいなちょっと気持ち悪い若作りか。見た目も中身もね。

その点、欧米の女優さんたちは、大人の女性のかっこよさのお手本になりそう。


K:

中身っていう意味でも、サンドラって、アカデミー主演女優賞とその年の最低映画と俳優を表彰するラジー賞を同じ年に受賞して、両方の表彰式出たんだよね。そいういところもかっこいい!


H:

今回の映画で言うと、個人的には、サンドラ・ブロックが復讐相手の元彼にちゃんと冷酷だったのもよかったな。決してすがらない…どころか、徹底的に陥れてちょっとかわいそうなぐらい(笑)でもこのスッキリさ、いろいろあった大人の女なら共感できるんじゃないかな(笑)





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