風景を泡立てて。♯4 / 須堂智子

Phytotherapy 
巡りと植物たち 


今回は、石けんづくりにも取り入れているハーブについて、 

移ろう季節に寄り添う植物の世界を、「植物療法」という方法でひも解いていこうと思います。 


 「場を整える」 

これは 植物療法の師が教えてくれたことばです。 


空間しかり、私たちの身体も心も、何か症状が出たときに、 

その症状を「局所的にみる」というのではなく、植物の恩恵を見つめながら、 

私たちの心と身体という自然、全体を見つめていくことが大事。 


すべてがあるがままに響き合い変化しつつ調和して創造すること。 

ひいてはそれが「場=身体」を整えることに繋がると私は考えています。 


特にここ最近、新しいものを取り入れるときには、代わりに、「巡りよく不要なものを身体から出す」大切さを感じています。 


いいものや新しいものをせっかく取り入れようとしているのに、場=身体が整っていないのはもったいない。 


言葉を替えれば、場が整わないうちに新しいものを取り入れれば、それはかえって心身の負担になってしまうのでは…と思うんです。 


たとえば、“巡り”。 

そのことでいえば、一役を担うのはお馴染みのハーブ、ローズマリーです。 

抗酸化作用もトップクラスのローズマリーに含まれるジオスミンというフラボノイド類の成分は、弱った血管を強くし、体の血行を促進したり代謝を良くしてくれます。 

さらに血液やリンパの循環を整え、冷え性改善、水分代謝の向上、排出の促進を促すといわれています。 

免疫効果もあるので風邪予防にもなるんですね。 


その他にも、カルノシン酸という こちらもポリフェノールの1種である成分には、酸化ストレスから生物組織を保護するという働きがあり、身体のサビつきや動脈硬化を予防する効果が期待されています。 

脳に働きかけ神経を休める作用があったり、脳内ストレスを低下させて記憶力を向上させる効果もあるといわれているのです。 


今朝は、このローズマリーに、 デトックス効果のあるエルダーフラワーと血行促進効果のあるネトルを加えてお茶を淹れました。 


ローズマリーがほんのり香る黄金色。



わたしは最近、”ゆるむ”ハーブがお気に入り。 

選ぶハーブから自分が見えたりもするんです。 


そもそもわたしたちは、足りないないものを美味しく感じたり、心地よく感じることがあります。ハーブを選ぶ時に迷ったら、その時の香りや味の好みを素直に信じ、手掛かりにして選ぶことで、自分が本当に必要としているものを見つけることができるはずです。 


最後に。 

体調や身体の状況によっては、摂取を控えた方がよいハーブもあります。 特に、妊娠 授乳中 幼児の場合は必ず確認をしてくださいね。 


あなたの、お気に入りのハーブがみつかりますように。


★本連載は毎週月曜日に更新いたします。




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