風景を泡立てて。♯7 / 須堂智子

オトナときどき絵本
Books are friends


今日は、少し石けんとは違う角度から、日々の創作のエッセンスにもなっている大好きな本についてお話させてください。 


わたしは、本屋さんや図書館にずっといてもあきません。 

ネットでも気軽に買えるようになったけれど、本を開いたときのあの紙とインク?の匂いは、どこか落ち着きます。 


小さい頃から本が好きで、好きな作家さんがいるとその方の作品を片っ端から読破していました。 

その世界観にどっぷり浸って、様々な登場人物になりながら、物語の中に自分自身を置いてストーリーを味わっている時間は、ときに自分のペースで旅をするような幸福感にも似た感覚。 

ずっと変わらない私流です。 



長女は11歳になりますが、彼女が生まれてからずっと大切にしていたこと。それは寝る前に絵本を読む時間でした。 

当時サラリーマンだったこともあり、朝と夜しか子供と一緒にいられなかったので、寝るときの時間は2人の宝物。その後、長男が生まれてからも、宝物の時間は続いています。寝落ちし、起こされを繰り返しながら(笑)。 



そんな日々で感じるのは、絵本は大人にとってもたくさんのメッセージを届けてくれているんだなぁ、ということ。 


絵本の世界は、0歳児が対象のものからすべて独自の世界観を大切に、美しい描写と素晴らしい色彩感、ユニークなタッチで描かれています。それはまるでちいさな美術館のようです。 


そして、ときに子どもの視点や動物・虫たちの視点に、大人のわたしがハッとさせられます。 

ストーリーはわかりやすいことばで書かれていても、答えのないものと向き合ったり、物事の多面性をみせられたり……。 

発想そのものが「大人の本」にはない突飛な、思わず笑ってしまうようなユーモアに溢れていたり……。終盤には 読み手の気持ちにそっと寄り添うことばが響いたり……。 


私にとって絵本は凝り固まったアタマにココロにじんわり染み入るエッセンス。 

久しぶりに大事な友達に会うような存在だなと思っています。



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