Body Journey〜からだつれづれ ♯3 / つるやももこ

お守りバーム


ここ数ヶ月、出かけるときも携帯するほど愛用しているバームがある。

ハワイへ行った友人からのおみやげで、Laukahi(ラウカヒ)というハーブ(薬効植物)の葉をオリーブオイルに漬けて薬効を抽出させたものに、ココナッツオイル、ミツロウ、エッセンシャルオイルを加えて軟膏にしたもの。

お肌のどこに使ってもいいそうで、頬のカサカサ部分に塗ったり、手指のマッサージ用、リップクリームやヘアワックスの代わりにもなってとっても便利。肌馴染みがいいのでべたつかないし、いい香りがするので、蓋を開けるたびに呼吸も深くなる。

肌荒れや傷などに効果が望め、抗炎症作用もあると聞いたので、湿疹が出たときにもお世話になった(医薬品ではないです)。


ラウカヒというのはハワイ語。学名はPlantago major。手元の本で調べてみると、ラウカヒは日本でも馴染みのある植物だということがわかった。和名はオオバコ、正式には西洋オオバコ。そう、公園なんかでよく見る雑草で、丸い葉っぱを地に這わせるように広げて、中央からひょろっと茎を伸ばし、細かい花実を付けるアノ植物。小さい頃、友達と1本ずつちぎった茎を絡ませて引っ張り合う、オオバコ相撲なる草花遊びをしたことを思いだす。


当たり前に生えていた植物に、外傷や皮膚炎を癒す力があったなんて。そして、品種の違いはあれど世界各地に200種以上が分布していることも調べてみてわかったことだ。


たとえば、中国では車前草(しゃぜんそう)と呼ぶ。公園ならぬ車(当時は馬車か牛車か)が通る場所にも繁殖するという意味らしい。もちろん中医の生薬にもなっていて、車前子(種子)の内服は、消炎や利尿、咳を鎮めたり粘膜の沈静化にも処方されるそう。


かたや、同属のインドオオバコ(Plantago ovata)は、形や大きさからしてラウカヒとは似て非なる種類で、こちらはアーユルヴェーダーの伝統ハーブ。種皮に含まれる食物繊維を摂ることで、便秘に効果があるという。そしてなんと、うちにもありました。まだその時が来ていないので、未開封ですが…。


ところで、このバームに使われているラウカヒ。

友人の説明では、オアフ島ウィンドワード(東部)のKahaluu(カハルウ)という場所の森で摘まれたもので、Miʻilani Yoshiko Cooper(ミイラニ・ヨシコ・クーパー)さんという、クムフラでもあり、ハワイの歴史や植物にとてもお詳しい日本人女性が作っているそう。

いつかお会いしてみたいなあ。まだ見ぬカハルウの自然を想像しながら、お風呂上がりにせっせと今日も塗り塗りしています。



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