クラブ「整体」 ♯12 / 原禎子

教えて禎子ママ!
花粉症の季節まっただ中ですね。私は不思議と思春期より楽になっています。 花粉症は、過剰防衛って聞いたんですけど、歳をとると身体の防衛反応が変わるんですか? 花粉症だけでなく、アトピーや喘息なんかもアレルギーですよね。年齢を重ねてから発症する人もいるし、どんな風にとらえて付き合っていけばいいんでしょう?



花粉症、ママも軽いけど少しある、と思う。 

日本では、スギやヒノキ。カナダではサトウカエデ。アラブや、地中海地方ではオリーブ。土地に対して過多なんでしょうね。


とはいえそもそも、花粉自体は特にどうってことない物質のはずよね。毒性が高いわけでも無いし。 一説には、ある種のアルデヒドと花粉の組成物の形状が似ているから、身体が毒物を排除しようとして起こるのが花粉症という見立てもあるらしいわ。

ママは研究者ではないから、この説に是非を唱えることもできないけど、仮にそうだとしても、大した害もない花粉に対しての免疫系の勘違いってことになるわよね。

あなたの言う通り、過剰防衛とか、勘違い防衛とかっていう風に言って差し障りはない。その勘違いのために、このうららかな春先が、憂鬱極まりない季節になるなんて、たまったもんじゃないわね〜。


花粉症の “コップ許容量説” は聞いたことある?

自分の花粉に対する許容量を超えた花粉を浴びた時、コップから水が溢れるように花粉症を発症するって説ね。ママはこの説のコップについては、花粉専用のものでは無く、免疫に影響を及ぼ すもの全般のコップだと思ってる。 「思春期を超えて花粉症が楽になった」ってことを例にとって考えてみる?


成長期っていうのは、身体のみならず感受性も成長する。 いわゆる、コップの容量が体力で、コップの形状や弾性が感受性。成長にしたがって一生懸命広げてる時期よ。

幼少期ってのは、コップの容量も少ないけど、コップの素地もまだ柔軟で、親から引き継いだアレルギー体質が、症状として出ようが出まいが、その大きさや形を縦横無尽に広げる可能性を秘めてる。 だから、思春期にそのコップの大きさを広げることができたんだと思うわ。

じゃあこの先、そのコップの容量からまた花粉が溢れたら、花粉症はひどくなるのかしら?


ここでコップの形状や弾性もモノを言うことになるのよ。感受性ね。

思春期のような多感な時期に、本来すくすく伸びるはずの感受性が萎縮したり、ちょっと背伸びして無理やり伸ばしたりなんかするのはよくあること。そんなとこに人生の芥が引っかかったり、 こびりつきやすかったりする。

その引っかかりや、こびりつきも含めて、アイデンティティや価値観が形成される。アイデンティティーや、価値観っていうのは本来の免疫感受性とは違う場合がほとんどだけれど、影響は与え合うわ。その差や影響を意識して、自分のコップの容量や形状、可能性も含めた現状を正確に自覚している人はなかなかいないと思うの。

本来敵でも何でもない花粉を敵とみなして排除しようとする感受性が、現状どう育っているのか。 そこを確認していくのが、アレルギーと向き合う方法だとママは感じてる。 


具体的に何をするのかって?

自分のコップの大きさや、形状を決めつけない。 これに尽きる!!

繰り返すけど、自分のコップの現状を正確に自覚している方はまずいないと思う。だから、自分に対する決めつけを取り去るのが得策。

本来育つはずだった感受性が、自分で決めつけた価値観やアイデンティティーに固着させられないように。

変えたい、変わりたい自分を楽しむ。

窮屈な価値観は脱いで自由になればいい。


アトピーや喘息、食物アレルギーなんかも免疫系が関わるし、リウマチに代表される膠原病なんかも自己免疫疾患と言われる免疫系の誤作動よ。

基本的には、免疫コップを自由にしてあげた上で、残った症状とお付き合いしていくの。


アレルギー体質の方。ママんとこ来たら、こんな小難しい話を延々聞かされるのかって?

大丈夫よ。そのためにママは身体と対話するんだから♡



★過去の記事はこちらから。 


★この連載では、特別な健康法を提案するのではなく、自分を楽しく機嫌よく生きる、ちょっとしたヒントを東洋医学、整体的な見方から提供していきます。 なぜだかわからないけれど、昔から、友人・知人とお酒を飲みにいくと、みんなに「ママ」と呼 ばれる機会が多いという原さん。そんなエピソードから、このようなお部屋が生まれました。 堅苦しくならずに、でも、ちゃんと真剣に、あなたがあなた自身のからだに目を向けるお手伝いができれば幸いです。 注:このキャラは、連載時のみですのでご安心を。 

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