栄養と料理・編集長ノート ♯1 / 浜岡さおり


今の職場には、女子栄養大学を卒業してから編集職で採用され、書籍担当として7年ほど、おもに本を作る仕事を経験しました。

その後、『栄養と料理』という月刊誌の担当となり、食や健康をテーマに取材・執筆、料理撮影のコーディネートなどをしてきました。編集長職は2017年7月号からで、現在はおもに「雑誌の全体を見る」仕事をしています。

『栄養と料理』は、女子栄養大学の前身である家庭食養研究会の講義録として、1935年に創刊された雑誌です。当初からずっと、家庭の食事作りを担う人がおもなターゲットです。

性別や年齢、好みや考え方が異なっても、それぞれの人が自分自身で食生活を豊かにし、健康を守ることができるようになるための情報を発信してきました。料理や健康を扱った媒体は今や数多くありますが、小誌の特徴としては「掲載料理の栄養成分が色々わかる」こと。分析値ではなく計算値なので、あくまでも目安ではありますが、現在は計32項目について算出・掲載しているので、食事療法や給食管理にも活用いただいています。


この連載では、私自身のこれまでの経験、編集部で話題になった食や健康まわりのこと、『栄養と料理』の制作裏話など、気ままに少しずつお話ししていけたらと考えています。


ところで、なぜ女子栄養大学に行ったの? と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、母親が栄養士の仕事をしていたので、わが家では割と自然な流れでした。

そこからなぜ編集者になったのかについては話がやや複雑になるので略しますが、大学での専門的な勉強とは別に、人の話を聞いたり、文章を読んだり書いたり、絵を描いたり写真を撮ったりすることがもともと好きでした。それが「編集の仕事に役立つスキル」とは知らなかったものの、まわりの大人たちが気づいて「向いてるんじゃない?」と導いてくれたようにも感じています。


ちなみに、食や健康をテーマに学んだり生業とする立場が長いため、なにか特別な食事をしているのではとも思われがちですが、実際はそうでもなく、身近にあるものを適宜食べる「雑食」です。多様な人々と公平に付き合うことが求められる職業上、いろいろな食べ物を食べられないといけないので、頭をやわらかく、体も丈夫にしておくことを心がけています。食べることについては、つい話が長くなりがちなワタクシ。あまり長くなっても退屈でしょうから、本日はこの辺で。

これから、どうぞよろしくお願いします。



★4月9日発売「栄養と料理」2019年5月号の特集は、ストレスケア。

 全国書店ならびにAmazonにて。


0コメント

  • 1000 / 1000