Nā ʻŌlelo Liʻiliʻi ♯15 / 日高しゅう

Mele(メレ)歌


Meleは「チャント(詠唱)」「歌」「詩」の意味。

今回はハワイの音楽をテーマにお届けします。 


ハワイに行った時に気分を盛り上げてくれるのがハワイアンソングたち。ホテルのロビーやカフェなど、いたるところから心地よい音楽が聞こえてきます。 


さて、ハワイアンソングには、Hula Song(フラ・ソング)やHapa Haole song(ハパハオレ)などのジャンルがあります。 

Hula Songはズバリ、フラを踊る曲。Hapa Haole songはハワイアンではない外国人によって作られたハワイ風の楽曲です。 

Hapa Haole songについては#9でも触れていますので、ぜひ読んでみてください。 


Hula Songは基本的には1番、2番、3番とそれぞれを2回ずつ歌います。つまり、4番まである曲の場合、8回歌うことになるのです。 あまり長い曲の場合は、1番と最後だけを2回ずつ歌って、それ以外は1回ずつにするなどされていることもあります。 



ちょっと珍しいのが、Kāhea(カーヘア)という特殊な掛け声。 これは、1番が始まる直前に1番の出だしの言葉、2番が始まる直前に2番の出だしの言葉というように声を出すもので、「次にこれを踊りますよ〜」と踊り手が宣言するものです。

Hula Songは基本的に生演奏のため、バンドと踊り手が次の節を確認するために必要なのです。 


ほとんどの場合、最後のバースは「Haʻina(ハッイナ)」から始まります。 


- Haʻina ʻia mai ana ka puana.(ハッイナ・イア・マイ・アナ・カ・プアナ) 

- Haʻina mai ka puana.(ハッイナ・マイ・カ・プアナ) 


などがよく使われるフレーズです。これらは「この物語(曲)の主題を伝えます。」と言う意味。 

Haʻinaは「言う」「宣言する」、Puana(プアナ)は「要約」の意味です。 

Hula Songでは最後に改めてその曲で歌われている物語のテーマを伝える習慣があるのです。 


最後の最後、二回目のHaʻinaKāheaは、「Haʻina」ではなく「Haʻina hou(ハッイナ・

)」と言います。 

Hou(ホウ)は「もう一度」。これで間違いなく曲の最後であることがわかります。 ちなみにハワイでよく聞く「Hana hou!(ハナ・ホウ)」は、「アンコール」の意味。「仕事」を意味するHana(ハナ)にHouが付いて、直訳すると「もう一度繰り返す」のような感じです。 


私がハワイに行く直前、2017年の2月には、Kalani Peʻa(カラニ・ペッア)がグラミー賞を受賞するという歴史的な快挙で盛り上がっていました。当時は彼の楽曲『He Wehi Aloha』を聞かない日はなく、通っていたフラのレッスンでもさっそくKumuが振り付けしていました。(そしてなんと2019年にも再びグラミー賞を受賞!) 

最近では幼稚園からハワイ語を教えていて、大学でも必修科目になっているそうなので、これからますますハワイ語の文化が盛り上がっていきそうですね。 


さて、本当は内緒にしておきたかったのですが、読者の方達にだけ、特別なイベントを教えちゃいます。 

毎月1回、第3水曜の夜にWard Villageで行われている「Kona Nui Nights(コナ・ヌイ・ナイツ)」。

有名なハワイアンミュージシャンのライブとメリモナーク常連ハラウのパフォーマンスが、なんと無料で見られるイベントです。会場はこじんまりしていて、半分外のような作りで風が通って気持ちのいいところ。 (本記事冒頭の写真が会場です。)

事前の予約が必要ですが、公式サイトから簡単に登録できるので、オアフに行かれる方はぜひ参加してみてください。 

私もハワイ留学中に毎月通っていたのですが、Josh TatofiKeauhouMark Yamanakaなど、CDでしか聴いたことのなかったミュージシャンたちの生歌を聴くことができました。 

事前予告なしに、ミス・アロハ・フラが踊ってくれることもあるので、当たったらラッキーです。



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